「街コン」が若者と自治体の橋渡しに

「街コン」が若者と自治体の橋渡しに

成人式などを見ていると、どうも自治体と若者の感覚というのは互いに相容れない部分が大きいように感じられるものでしたが、しかしここにきて、ようやく自治体の指針が若者の心をつかめるようになってきているという出来事があります。

 

 

 

しかもそれは一部の地域ではなく、成人式同様全国規模で展開しているのですから、若者に対する求心力の大きさには正直眼を見張るものがあります。
その指針(イベント)とは、今ではすっかりトレンドとなっている「街コン」です。

 

 

 

もちろん出会いの場を提供するということだけが目的で「街コン」というコンセプトが掲げられたわけではありません。
自治体からすればむしろ「地域振興(言いかえれば『町おこし』)」の色合いが濃いコンセプトということになるわけですが、しかし若者からすれば、自治体がどんな意図でそうしたイベントを立ち上げようかなど知ったこっちゃありません。

 

 

 

ですから、厳密な意味においては、街コンをめぐって自治体と若者の目指すところはかなり違っていると言わなければなりませんが、しかしそもそも地域行政というのはそうやって成り立っているわけですから、これは自治体側からすれば大成功ということになるでしょう。

 

 

 

いや、もちろん地域振興の目的だけではなく、広義でとらえれば当然地域の少子高齢化の対策ということにもなるわけですから、「目先の利益」に加えて「将来的なヴィジョン」まで構築できるこの企画、アタマが固くなってしまった大人が考案したものとしては、久しく見られなかった「ヒット商品」ということになるのではないでしょうか。